ライフサイエンスのための基礎化学

ライフサイエンスのための基礎化学生命化学を理解するために必要な化学を必要最小限な部分に徹底的に絞り込んで、たった150ページにまとめた入門中の入門とでもいうべき自習用教科書。とにかくコンパクトにまとめてあるので、事実の羅列になっていて、背後にあるメカニズムの解説は深くはない。そこはこの本のポリシーなので読み手も割り切るべきだろう。各章末に、より詳しい教科書、参考書が紹介されており、さらに学びを深める道しるべになる(邦訳があるものはちゃんと訳書の情報も示されている)。また、読者に数学の知識を要求しない方針で書かれているので、数式の導出過程もばっさりと省略している(巻末に重要な式の導出過程が付録として添付されている)。前提知識なしで、生命科学のために必要な化学を短時間でざっと眺めるためには、かなり使える教科書といえる。これだけコンパクトに絞り込んでいるにも関わらず、理解を確認するための例題や章末問題はふんだんに用意しているのもいい。

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