進化遺伝学 Posted on 2010/05/11 by ynaito ジョン・メイナード=スミスによるこの領域のスタンダードといえる教科書です。ロジスティック方程式を用いた集団の記述から、ゲーム理論による表現型の進化、量的遺伝学の基礎などを幅広く納め、性淘汰や大進化といった複雑で興味深い内容にも筆が及びます。古い教科書ですが、章ごとに、手計算や関数電卓程度で解く演習問題とともに、プログラムを書いて解くことを想定した演習が用意されています。この領域の良質な入門書として今後も長く読まれることと思います。翻訳がイマイチです。原書は第2版まで出ています。 Amazon Review