新川にある日本癌治療学会の事務所へ。学術アドバイザーを務めているがん医療エキスパート育成運営会議に参加するため。
鶴岡のSさんも一緒に学術アドバイザーをやっているので、この会議は2人で話す良い機会になっているが、本日は不在。
癌治療学会の事務所は、東京駅八重洲口から八重洲通りをまっすぐに1km弱歩いたところにある。乗り換えて八丁堀駅まで行くより、歩いてしまった方が時間のあてがつくし、気持ちが良い。
八重洲地下街をどんつきのタリーズコーヒーまで歩いて地上にでて、宝町ランプ、八丁堀交差点を抜けて亀島橋を渡る。橋が跨ぐ亀島側の真東に東京スカイツリーが佇立している。橋を渡り終えると新川。地名の由来である新川は、もうない。同様に、亀島という島もない。新川は、亀島川、日本橋川、隅田川に囲まれた島だが、島の名前は江戸の頃から霊岸島だという。
今は存在しない島の名をいただく川を渡り、今はない川(運河)の名を冠する島に入る、ということだ。
それにしても都心は構造物が大きい。八重洲通りと中央通りが交差する日本橋三丁目の交差点で信号待ちをしながら、この交差点に、何軒民家が建つだろうと想像してしまった。うちの近所なら、ちょっとした町内が納まりそう。