早稲田塾で講義

早稲田塾の〔最先端科学プログラム〕参加者を対象に講義。

最先端科学の話はまったくせずに、科学と技術と工学の差異と、どういった経緯でそれらが現在分かちがたく融合しているのか、みたいな話をした。
高校生の反応はいまひとつ掴めなかったが、担当してくださった早稲田塾の職員(ふたりとも自然科学系出身)にはたいそう受けていた。それじゃあ、ピンぼけだよな、と反省。

講義後、担当者と、入試に関して、お互いの手の内をギリギリまで探りあうような話をけっこう長時間して、いろいろ考えた。
一般に、大学は、受験生への情報発信力で、受験産業の遙か後塵を拝している。受験産業が作りあげた強固な「大学像」と拮抗しうる強度の情報発信をどうしていくのか、なかなか難しい問題だ。